ユニオンアリーナ(UNION ARENA)の転スラ(転生したらスライムだった件) 黄色の「ディアブロ&リムル」デッキの紹介です。デッキレシピやカードの採用理由について解説しています。
デッキリスト – 基本形
このデッキの特に強力なカード
狙い撃ち&インパクトのメインアタッカー”ディアブロ”
このデッキのテーマである“4レイド ディアブロ”はBPが一定以上である条件付きではありますが、インパクト①と狙い撃ちを持つ強力なアタッカーです。狙い撃ちはキーワード能力の中で最も強力なものと言っても良く、実質好きな敵を除去することができる能力です。さらにインパクト①があることで、最も厄介な敵のキャラを倒しつつ、ライフを削ることができる分かりやすく強力な性能となっています。
この能力セットは7エナジーのクラピカと同等のもので、それを4エナジーでプレイできることを考えるとその強さを理解しやすいかと思います。
ディアブロの能力を十分に発揮するために、各種BP強化効果でサポートできるカードを駆使しながら戦うのがこのデッキの基本となります。
毎ターンアドバンテージとダメージを出せる”リムル”
ディアブロをサポートできる強力なキャラクターとしてレイドのリムルを採用しています。エナジー5とやや重いですが、毎ターンアタック時にカードを引きつつ味方1体のBPを+2000することができます。永続的に手札を増やせるカードは価値が高く、このカードが2~3ターン定着すると大きくアドバンテージ差がつくこととなります。自身のBPがブロックし辛い4000ラインでライフを削りやすく、レイドキャラなため出たターンから機能するのも強力です。
BP+2000はディアブロの狙い撃ち条件の”BP7000以上”を達成するために最高に相性の良い効果です。レイドのディアブロと同じターンに出し、ドロー&除去&計2ダメージを狙うことができます。デッキ構築の際はエナジー5を安定して出すために、エナジー2発生のカードをデッキに複数採用することを意識しましょう。
後方支援に最適な”ハクロウ”
ディアブロのインパクト①を発動するためにはBP+1000、狙い撃ちを発動するためにBP+3000が必要となります。各種カードでBPを強化する必要があるのですが、強化役として特に強力なカードの1つとして”ハクロウ”が挙げられます。
毎ターン1回だけ味方のBPを+1000できるだけのカードですが、エナジーラインで機能するため非常に除去されづらく、コストもレストするだけなので毎ターンリソース無しで効果を発動できます。小回りも効く便利な効果なので、ゲーム中に1~2枚はエナジーラインに配置を目指したいカードです。
余談ですが、仲間を強化する能力は原作のハクロウが師範役をしている事を再現していて良いですね。
カード採用理由
確定4枚採用の枠
以下9種36枚はこのデッキの核であり、いずれも複数枚引き込んで問題無いカード。このデッキを組む上では、まずはここからといったところ。
エナジーベースのカード
採用したカード
まず、不足している0エナジー帯から4枚採用します。候補はいくつかありますが、レイドのリムルを出しやすくするためのエナジー発生要員として《ゴブタ》を4枚採用しています。使い捨てではありますが、0帯でエナジーを2発生させられるため、テンポ(AP)を稼げるのがメリットの1枚です。0~1が引けない事故の防止にもなることから最大枚数の採用を決めています。
《シュナ》は場の1エナジー以下を手札に戻しつつ出せる、2エナジー発生のカードです。場のカードを戻すためテンポは取れませいが、実質0~1エナの手札を1枚増やしながらエナジーを伸ばせるため、事故防止の助けになります。ただし、複数枚引き込むと何もできない札になり、負けにつながるため2枚の採用に留めています。
上記2種は他のテーマ/色でも用意されている効果ですが、基本的には5エナジー以上のカードを使うデッキで使いたいカードと覚えておくと良いでしょう。
採用を見送ったカード
0エナジーの採用候補には《クロベエ》と《シオン》が挙げられます。
《クロベエ》は登場時の味方BP+1000効果を持つため、相性は良いと言えるでしょう。ただ、AP1を使ってカードをプレイしBPを+1000したいタイミングはそれほど多くないため採用を見送りました。
《シオン》はインパクト無効とBP2000で攻撃しやすい事が強力ですが、このデッキは比較的展開が早く、相手のインパクトアタッカーに対応するよりも先にライフを削りきることを目指せるデッキです。環境次第で採用を再検討する必要はありますが、基本型では外しておく事とします。
2エナジー発生のカードとして《ヨウム》の採用も考えられます。1APで2エナジーを発生させられるため、テンポを稼げるのが大きなメリットです。ただ、2エナジーのカードは必須枠で8枚採用されていることと、後手1ターン目にプレイできない事から採用を見送っています。
追加のメインカード
採用したカード
常在的にBP強化ができるカードとして3/Ac2《リムル》、COLORトリガーかつドローソースの《ディアブロ》も4枚ずつの採用としています。いずれもAction2と取り回し難いですが、その価値のあるパワーを持つカードです。
《リムル》は1枚でBP+2000ができる貴重なカードです。登場時効果で安全に効果を発揮できるほか、先に出しておいて後から効果を使うこともできます。登場時効果を使えるのはフロントラインに出したときのみですが、事前準備として出す場合はエナジーラインに置くようにしましょう。
《ディアブロ》はシンプルな登場時2枚ドローの効果です。シンプルに4000BPで攻撃に行ける上、いざというときのレイド元にもなれます。トリガーは敵の攻撃を1ターン止められる貴重な効果でもあるため、最大枚数の採用となります。
採用を見送ったカード
フロントラインに出す想定をするカードはあまり多くありませんが、《ゲルド》や《ソウエイ》はブロッカーとして優秀な性能を持っています。ゲルドは”赤スザク”などの小型連撃系デッキに強く、ソウエイは4000BPのレイドアタッカーを止めることができます。環境によってはこれらのカードを採用する事になりそうですが、やはりカードパワー自体は1段階落ちるので基本型での採用は見送りました(枠がない)
《悪魔召喚》は実質AP消費無しで場外からディアブロを手札に加えられるカードです。レイド先/元のディアブロを柔軟に手札に加えられるカードですが、場外に都合よく欲しいディアブロが無いことが多くうまく使えない場面が目立ちました。
デッキの回し方 – 目指すべき盤面
序盤(1~3ターン目)
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2~3ターン目まではエナジーラインの充実をすすめましょう。この段階でハクロウや2エナジー発生のカードをエナジーラインに立てられると非常に心強いです。また、フロントには3000BPのリムルやディアブロを立ててブロッカーに回すのがオススメです。余裕があれば2ターン目、遅くとも3ターン目にはブロッカーを建てる動きを意識しましょう。
中盤(4~5ターン目)
盤面次第ではありますが、《宴会》無しでも4ターン目にはレイドリムル+レイドディアブロを着地させる事ができます。この時にハクロウを序盤に出せていれば、ディアブロを楽にBP7000まで伸ばせるので、非常に強力な動きとなります。
相手も派手に動くターンなので、《原初の黒》を使って除去したり不要な0エナキャラをブロッカーとして使うなどして攻防のバランスを取りましょう。
終盤
終盤にどうなるかはゲームの展開次第ですが、基本的にはディアブロを複数並べてインパクトで押し込んでいきたいところです。基本的に相手の除去はレイドリムルに向くので、ディアブロは比較的盤面に残りやすいはずです。
また、3/Ac2《リムル》は全体BP+1000を使って全体のBPを5000にすると攻撃を通しやすくなります。5000BPのブロッカーを立てられるデッキの多くは環境での立ち位置が良い傾向にあるため、それらに対して強くでられるのはこのデッキの大きな強みです。
追記:ショップバトルで使って分かった弱点
面展開力の不足
フロントラインに出す想定をするアタッカーがいずれもレイドかAP2のキャラクターであるほか、低エナジー帯の展開をサポートする能力もありません。そのため、フロントラインに空きができやすく、横展開による攻撃でライフを数点削られてしまう場面が多くあります。
除去耐性の低さ
展開力にも繋がることですが、主要なアタッカーがレイド/AP2キャラなため、除去された時のテンポ損が激しいのが難点です。一定仕方ない部分はありますが、ある程度マイルドにする必要はありそうです。
展開/除去耐性の両面で、気軽に出せる低~中コスト帯のアタッカーを増やすと解消されそうです。
アベレージは高いが最大値はそこそこ
色々なデッキと対戦してみて感じたことは、レイドアタッカー2種が基本的に強く、概ね安定して展開と攻撃ができます。ただ、ディアブロの能力が除去したい敵キャラがいないと十全に発揮できない、受け身な性能なこともあって”ブン回り”した時の価値がそれほど高くない点が難点です。
黄色デッキ自体がバランス型という特徴があるので一定仕方ないですが、コンボ系デッキ(青宿儺、青ハンター等)やランプ系デッキ(緑スザク、緑クラピカ等)などの相手がブン回った時に敗勢になる点は覚悟しておきましょう。
デッキ調整案
枚数を減らしたカード
《ゴブタ》はエナジー基盤として必要になるタイミングがあるものの、複数必要なカードではないため、4枚は必要ないという結論になりました。
《リムル》《ディアブロ》は強力ではあるものの、Action2である事がやはりネックに。レイドキャラと合わせてフロントに出す際のテンポが悪いため枚数を削る選択に。ディアブロはColorトリガーなのでできるだけ4枚採用したいので、また戻す可能性はありそうです。
新規で追加したカード
0エナジー帯の候補として検討していた《シオン》を採用する形に。2000BPで攻撃/ブロックに行きやすく、終盤でライフを守れるのはやはり強力でしょう。
3エナジーの《ハクロウ》は候補に上がっていませんでしたが、実質速攻(アクティブイン)持ちなので、サブアタッカーとして優秀と考え、採用する事になりました。
終わりに
閲覧いただきありがとうございました。”ディアブロ”デッキは良くも悪くもバランス型のデッキで、色々なデッキ相手に対応できる可能性のある良いデッキだと思います。ユニオンアリーナの基本が詰まっており、カードの価格もそれほど高くないので初心者の方にもオススメです。
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