ユニアリ(ユニオンアリーナ)のソードアート・オンライン 青色の「アインクラッド(キリト&アスナ)」デッキの紹介です。デッキレシピやカードの採用理由について解説しています。
デッキレシピ
今回は、第15弾のSAOにて新登場した青〈アインクラッド〉デッキを紹介します。
デッキのほとんどを名称〈キリト〉と〈アスナ〉で揃えたデッキで、BP4000による連続攻撃でライフに素早く圧をかけていくのが特徴的な、非常に攻撃的なデッキです。
[2回アタック]とスイッチ(移動)による全デッキでもトップ級の攻撃回数を誇る、少し複雑な攻めパターンが楽しい点であり、強い点でもあります。色々な攻撃パターンを知ることでどんどん強くなる、練習しがいのあるデッキなので、是非試してみてください。
ユニアリ 最新・予約・関連商品[AD]
このデッキの特に強力なカード
1ターンに2回攻撃できる2種のレイド《キリト》
レイド5《キリト》は、アタック終了時にエナジーラインの《アスナ》と場所を入れ替えられる効果を持ちます。エナジーにアクティブ状態の《アスナ》を要求しますが、ターン中に2回分の攻撃権を得られるカードで、相手のブロッカーの上からライフを削り取ることができます。効果発動以降はエナジーラインに移動するため、返しのターンの除去等は躱すことができ、キリト自身で攻撃した際のトリガー能力以外で対処できないのは非常に強力な点です。
レイド4《キリト》は、登場時に味方の位置を入れ替えつつ、登場ターン中のみ2回アタックを得ます。場に《アスナ》がいる必要がありますが、アスナは十分な枚数採用できるため、ほとんどの場合で問題なく効果を発動できます。こちらも5《キリト》同様に攻撃回数を稼げるアタッカーで、4000BPでの2回攻撃が確約する点が強力です。
展開例
先手3T目 | → | 先手4T目 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
レイド《キリト》同士のシナジーも高く、2回攻撃ができるキャラが2面立つと6回攻撃となり相手の盤面がどうあろう最低2ダメージすり抜けていきます。例えば、上記のような盤面では4000BP×3→1500BP×1→5000インパクト1×2の6回攻撃ができ、相手のトリガーが奮わなければ先手4T目で相手の盤面かライフが壊滅する格好になります。
インパクトアタッカー兼ドローソースのレイド《アスナ》
レイド《アスナ》は、場にキリトがいる限りインパクトを持つアタッカーです。キリトが盤面から枯れることはまず無いので、実質的には常時インパクト持ちです。また、移動フェイズ以外のターン中に移動していると、アタック時にカードを1枚引くことができます。
登場ターンはエナジーラインからレイド登場して移動しているので攻撃時に1枚引く事ができます。その後、場に残っていたら、レイド5《キリト》の起動メイン能力等で一度エナジーラインに移動させてから、再び5《キリト》のアタック後効果等でフロントに戻すとドロー能力を再発動できます。
基本的にはインパクトアタッカーとして圧を掛けつつ、場に残れば5《キリト》の打点増加を補助する役割のカードです。能力以上に名称《アスナ》のBP4000であることが重要なので、レイドせずに素出しする事も多いです。レイド元も限られるので、プレイのタイミングと出し方が少しシビアな点は留意しておきましょう。
スイッチ先&テンポロス無く展開できるアタッカー ST《アスナ》
ST《アスナ》も同じく4000BPのアタッカーで、移動フェイズ以外で移動するとインパクト持ちの5000BPになります。序盤(Final込後2T/先3T)の素出しタイミングで出したい1枚で、単純な4000BPの有効打点として活躍するほか、レイド《キリト》のスイッチ先として理想的な1枚です。
デッキコンセプトとして、BP4000による5回以上の攻撃で相手の面を減らしつつライフを削っていくのが主軸なので、素の4000BPが非常に重要です。さらに《アスナ》名称なのでキリトとのスイッチ連携で必須の役割であるため、文句無く4枚採用の強力なカードと言えます。
序盤の打点作りがカンタンになるColor《キリト》
3《キリト》はColorトリガーを持つ2エナ発生キャラで、最大5エナが必要なこのデッキでは必須とも言える役割を持つ1枚です。登場時に自分のキャラ1体を移動できるため、3エナの状態から1体をフロントに即座出して攻撃させにいく事ができます。
先手2T目 | → | 先手3T目 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
例えば上記のように展開をするとして、通常は2《キリト》を残して2体をフロントに移動させた場合、2エナジー以下のキャラ1体を展開してからでないと3エナジーキャラを展開できません。3《キリト》の場合は1体をエナジーに残してから展開することで、擬似的に1テンポ早くアクティブ状態のキャラをフロントに展開することができます。先手3T目では4-4000BPのキャラを2体展開しておきたいので、この効果が序盤に取れるライフに影響してきます。
カード採用理由
0~2エナ帯
0エナジー帯は安定感を担保するため12枚の採用としています。カードパワーは低いため、場合によっては《ユイ》を1枚減らして2《アスナ》や3《リズベット》などへの変更を検討しても良いでしょう。
レイド元の《キリト》《アスナ》は必須なので4枚採用を推奨します。0《ユイ》はこのデッキ唯一の不純物(娘ですが…)で、0エナジー帯充足のための採用となっています。キリト・アスナ名称のプレイ回数がそのまま出力に直結するため、《ユイ》はできる限りプレイせず各種効果で捨てるように心がけましょう。
1エナジー帯の《キリト》は他に[特徴:ALO]の[インパクト無効]持ちもいますが、サーチ効果持ちの《キリト》の優先度が圧倒的に高いです。最序盤は3《キリト》に、終盤はレイド先にそれぞれリーチしやすくなるのがとにかく強力です。サーチ対象に[特徴:アインクラッド]指定があるため、2《キリト》を探せないのだけ残念な点です。
2エナジー帯はアクティブ2個玉サイクルの2《キリト》が非常に優秀です。2T目に展開できると4-4000BPの展開が非常に楽になるため、できるだけマリガンで初手に引き込みたいカードです。レイド元として使えるのも文句なく、他のデッキの同サイクルと比べても数段抜けて強力な1枚です。文句なしの4枚採用です。減らしてはいけません。
2《アスナ》は効果で移動するとBP4000になるサブアタッカー枠の1枚です。現状はこのデッキ唯一の2枚採用枠ですが、アスナ名称のアタッカーである点が強力なのでできればもう少し増やしたい枠です。
3~5エナ帯
高エナジー帯については特に語る点もなく、強力なカードを4枚ずつ詰め込んだ形となっています。この枠のカードは削った分だけデッキが弱くなると考えています。レイド元が足りないと感じる場合は、序中盤にレイドせずに素出しする選択を取れないかを振り返ると良いでしょう。
採用を検討できるカード
基本的にキリト・アスナ以外のカードは入れる程デッキが弱くなると考えて良いですが、2エナ発生の枠のみ8枚では不足を感じます。3-1(BT)/3-2(ST)《リズベット》はどちらも優秀で、1~2枚程度をどこかの枠に採用するのは悪く無いでしょう。どちらも2エナを発生させつつ、手札の質を向上させてくれます。
3《ユイ》は登場時にキャラ展開か手札補充を選んで発動できる便利なカードです。ただし、本体の発生エナジーが1で、2000BPかつレイド先も無いため役割を持てません。今回のコンセプトでの採用はオススメし難い1枚です。
デッキの回し方 ‐ 目指すべき盤面
マリガン
エナジーが繋がる手札であることを前提として、2エナ発生の2/3《キリト》を探しに行きましょう。「0-1エナ3~4枚、4-5エナ2~3枚、Final」のような手札だとかなり弱い展開になりがちなのでマリガンをおすすめします。
理想的な初手 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
序盤(1~2ターン目)
先手1T目 | → | 先手2T目 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
先手1T目は、選択肢があるなら基本的にはアスナ>キリト>ユイの優先度で展開しましょう。手札が低エナ帯で溢れている場合は2T目にユイをフロントに出す前提で先に展開する場合もあります。
先手2T目は2《キリト》の展開を優先的に目指したいです。2《アスナ》があってもこのタイミングでは2《キリト》を優先しましょう。
後手1T目 | → | 後手2T目 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
後手の場合は可能なら3《キリト》を絡めて1点ダメージを与えたいところです。この場合、2エナジーの枠は《キリト》よりも《アスナ》を展開できていると後の打点に繋がるため嬉しいです。
中盤(3ターン目)
先手2T目 | → | 先手3T目 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
先行3ターン目では、Finalが絡まないなら素出しを活用して4アスナ(どちらでも)を1~2面展開できると理想的です。レイド《アスナ》があっても、盤面にアスナが1~2体しかいないならこのタイミングではレイド元を消費せず素出しするのが無難でしょう。
後手2Tの盤面でブロッカーが少ないようなら3《キリト》を使った低エナアタッカー2面攻撃パターンが有効です。ブロッカーが立っているようなら4-4000BP3面出しの選択肢が有力でしょう。
後手2T目 | → | 後手3T目 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
後手3ターン目は、相手のブロッカーを突破できるようにアタッカーを展開するタイミングです。基本的には先手と同様に場に4000BPを展開することを目指しつつ、レイド4《キリト》を展開するなどしてライフに圧を掛けて行きたいところです。できれば、このタイミングまでにFinal《アスナのサンドイッチ》を使ってもう一面アタッカーを展開していたいです。
中盤(4ターン目)
先手3T目 | → | 先手4T目 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
4ターン目以降は勝負の展開に応じて理想的な動きは大きく変わっていきます。目標とすべきは6連撃盤面で、キリトのレイド先とレイド元はこのタイミングまでは少し大事に抱えておくのが良いでしょう。
後手3T目 | → | 後手4T目 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
後手の場合も同様で、除去状況で取れる動きは大きく変わりますが、5~6連撃盤面を構築しましょう。コツとして、移動が生じる各種タイミングで移動を考慮する必要があります。レイドしたからといってフロントにすぐに移動する必要は無く、一旦エナジーで待ってレイド《キリト》の能力で移動させるような動き方をする場合もあります。
デッキの弱点
トリガーからの除去が苦手
連撃系デッキの共通弱点として、トリガーからの除去効果がとにかく苦手です。Specialはどの対面でも踏んでしまう可能性があるほか、4《虎杖悠仁》や5《黒崎一護》で盤面から除去されるとかなりの激痛を伴います。高い攻撃力の代償なので、割り切りが必要な面ではあります。
ただ、トリガー除去が激痛となるタイミングはそれほど多くないため、分が悪すぎるということもありません。しっかり理想的な展開で攻撃していけばTOPTierのデッキ群を速度て叩き伏せる事が可能な攻撃性能を持っています。
おわりに
ご覧頂きありがとうございました。〈アインクラッド〉デッキの紹介でした。
名称共通で強力かつ同じ戦略のレイド2種を持つデッキなので、環境のデッキ全体の中でもかなり恵まれた立ち位置の新テーマです。使った感覚としては、面展開の過程は〈紫ギアス〉に近く、攻撃性能は〈赤ギアス(学園)〉に近い印象を受けました。
BP4000主体で戦う現環境に真っ向から対抗できる火力を持っているので、SAOでBASIC環境で遊びたい方や争奪戦のデッキに悩んでいる方は是非試してみてください。激しく移動させる忙しいデッキなので、これを回せるようになれば自然とユニアリ自体の習熟度も上がりそうです。
コメント