ユニオンアリーナのデッキ構築についての解説です。基本的な流れを覚えれば、どのタイトルでも簡単にデッキを作れるので、ぜひ参考にしてください。
デッキ構築の公式ルール
基本的なルール
- デッキ枚数は50枚
- 同一のカード(左下の番号)はデッキ内に4枚まで
- 特殊なトリガーを持つカード(Special/Final/Color)は各4枚まで
- デッキ内で使える作品は1種のみ
公式のルール(禁則事項)は上記の4点です。③のトリガー条項のみ見落としやすいので、初心者の方は注意しましょう。
APカードには固有の効果は無く、マーカーのようなものです。フリー対戦の際は別ゲームのカードなど好きなものを使って良いですが、公式戦の際は公式のACTION POINTカードが3枚必要になることは覚えておきましょう。
この他の基本的なルールは公式ルールブックを確認しましょう。
その他に覚えておきたいこと
- デッキ内のカードは基本1色に統一する
カードプレイ条件のエナジーは、書かれた数だけその色のエナジーが必要です。例えば、青の4エナジーのカードは、青色エナジーを4つ出せる状態でないと使えません。そのため、極一部の例外を除き異なる色のカードをデッキ採用するのはあまり現実的ではありません。
基本的なデッキの作り方
この記事ではサイト更新のため、実際に200弱のデッキを構築している筆者が、ユニアリ初心者の方に向けて汎用的に使える”戦えるデッキの組み方”を紹介します。
構築上の基本
- 作りたいデッキのテーマを決める
- 軸となるカードと関連するカードを探す
- Final/Special/Colorトリガーは各4枚採用する
- エナジーカーブに沿って枚数を大まかに配分する
- トリガーや戦術に併せて最終調整をする
1.作りたいデッキのテーマを決める
ユニオンアリーナのブースターパックには、各タイトルごとに3色のカードプールがあり、基本的には各色で2つずつのデッキテーマが用意されています。例えば〈鬼滅の刃 1弾〉には、黄色・赤色・紫色の3色のカードプールがあり、黄色には〈竈門兄妹〉と〈鬼殺隊-柱〉、赤色には〈善逸+伊之助〉と〈宇髄天元〉を主軸とするテーマが存在します。
各テーマはSRカードが中心になっている場合が多いため、”デッキのテーマを決める”は”使いたいSRカードを決める“とも言い換えられます。R以下のカードを主軸に考える事も可能ですが、少し難しい場合が多いのでここでは割愛します。
デッキの主軸となるSRカードの例 | ||
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テーマ決めの基準は各々の好きなように選んでOKです。どうしても強弱の差はありますが、しっかり構築すれば戦えない程弱いデッキテーマはありません。「原作で好きなキャラ」や「Tier表で上位のテーマ」など目的に合わせて決めるとよいでしょう。
この記事では例として《竈門炭治郎》を中心にデッキ構築を考えていきます。
2.軸となるカードと関連するカードを探す
メインのカードが決まったら、関連するカードを探していきましょう。ユニオンアリーナでは、原作の関係性がデッキテーマとして再現されており、関わりが深いキャラのカードが好相性な場合がほとんどです。ここでは各種《竈門炭治郎》のほかに、妹の《竈門禰豆子》をピックアップしていきます。
カードの検索は公式のカードリストを使いましょう。名称や詳細検索も活用できます。
竈門兄妹関連キャラカード | |||||
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〈竈門兄妹〉を例にすると、ブースターSR《炭治郎》のほかにスターターデッキSR《炭治郎》も存在します。SR《竈門禰豆子》もあるため、この3種のSRを主軸としたデッキを構築していく格好になります。
併せてこの兄妹の名称を持つ黄色のカードを全てピックアップし、4枚ずつデッキに採用する事から考えましょう。また、Vol.2やカードセット等で追加のパーツが存在する場合もあります。ブースター、スターターのカードだけでなく、こちらも忘れずにチェックしましょう。
3.Final/Special/Colorトリガーを各4枚採用する
軸のキャラクターが整ったら、対応するFinalトリガー、Specialトリガー、Colorトリガーを持つカードを探しましょう。最終的に枚数調整の対象にはなりますが、まずは4枚ずつの採用を考えましょう。
Finalトリガー | Specialトリガー | Colorトリガー |
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Finalは現状各タイトル/色で全て同じ効果で、行動回数を増やせる強力なカードです。スターターデッキでは2枚しか入っていませんが、まずは4枚採用から始めましょう。
Specialは除去効果の最強コマンドです。これが無いとトリガーでの逆転が難しいほか、多くの場合除去効果なので採用しないと困る場合がほとんどです。各色複数種類あるので、テーマに適したものを4枚採用しましょう。
Colorトリガーは色によって異なる効果のトリガーです。特に強力なのは黄・青・紫の3色で、この3色のデッキを組む際はできるだけ4枚採用するのがオススメです。一方で赤・緑は少し優先度が低いため、トリガー目的で無理に採用する必要はありません。とはいえ、デッキの中核となるカードが多く、デッキを構築していると自然と採用できる事の方が多いです。
ここまでで、主テーマのキャラと特殊トリガーのカードを採用候補としてまとめておきましょう。
採用候補のカード | ||||
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4.エナジーカーブに沿って枚数を大まかに配分する
採用候補のカードが揃ったら、以下の基本のエナジー配分に併せてカードを当てはめていきましょう。
分類 | 0エナ | 1エナ | 2エナ | 3エナ | アタッカー | SP/FINAL |
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枚数 | 12 | 4 | 6 | 6 | 14 | 4/4 |
エナジーを発生させる為の0~2エナジー帯のカードを22枚、3エナジー帯を6~8枚、アタッカー(自力で無理なく4000BP以上になるキャラ)を14枚程度採用するのが基本です。
0エナジー帯を12枚にするために種類が足りない場合、残りのカードプールから使えるものを見繕います。
デッキテーマに適した名称や特徴を持つキャラがいればそれが良いですが、該当のカードが無い場合は、「登場時 カードを1枚引いて1枚場外に置く」効果や、ドロートリガーを持つカードを優先的に採用するのがオススメです。環境やデッキによってはインパクト無効やステップ、アクティブトリガー持ちを優先するケースもあります。ここでは、ドロートリガーを持つ《伊黒小芭内》を4枚採用します。
0エナジー帯の採用候補 | |||
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不足していない枠には上でピックアップした採用候補のカードから当てはめていきます。一部4枚採用できないカードが生じるので、2エナジー帯はレイドの種類が多い《炭治郎》を多めに採用しています。また、3エナジー帯は効果が強力なことと2エナ発生であることを優先してNCS《炭治郎》を4枚の採用としています。
0エナジー (4枚×3) | 1エナジー 4枚 | ||
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4枚 | 4枚 | 4枚 | 4枚 |
2エナジー (4枚+2枚) | 3エナジー (4+2枚) | ||
4枚 | 2枚 | 4枚 | 2枚 |
アタッカー (4枚×3+2枚) | |||
4枚 | 4枚 | 4枚 | 2枚 |
SPECIAL(4枚) | FINAL(4枚) | ||
一旦、この形でデッキ50枚が完成しました。ここから最終的な調整をしていきます。
5.トリガーや戦術に併せて最終調整をする
この時点である程度戦えるデッキはできていますが、最初の調整フェーズとして、トリガー枚数を確認しましょう。少しテーマから外れても、トリガー能力を重視した方がストレスが少なくなるケースが多いです。また、テーマ内でカードパワーが少し低めの枠も併せて落としていきます。
OUT 2枚 → IN 2枚 | |
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ここでは3エナジー帯のトリガー無し《炭治郎》をドロートリガー《宇髄天元》に変更します。ドロートリガーによって手札管理が少し楽になるだけでなく、2エナ発生キャラが増える事で移動によるアタッカー供給をしやすくする狙いがあります。
OUT 2枚 → IN 2枚 | |
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また、Colorトリガーの《炭治郎》2枚も不採用とします。トリガー能力は非常に強力ですが2APな点が使いづらく、テンポ良く攻撃していきたい〈炭治郎禰豆子〉デッキとは少々噛み合いが悪いです。
代わりに採用するのは2エナジー帯《我妻 善逸》とします。アタッカーを減らした分レイド先のアタッカー《炭治郎》や《禰豆子》を探しにいく役割と、レイド《炭治郎》で蘇生する対象の《禰豆子》を手札から場外に置いておく役割の2つを目的とした採用です。
6.デッキ完成
以上で初心者向けのデッキ構築は完了です。手順が間違っていなければひとまず戦えるデッキになっているかと思います。ただ、デッキの戦術によって少し形を歪める必要があります。そのあたりは実際に戦ってみつつ調整していきましょう。
調整の際に考えることの例
- エナジー配分に問題は無いか
- 低エナジ帯は過不足無いか?
▶低エナがダブつく、エナジーが繋がらないなど - 高エナジー帯を採用する場合、2エナ発生(2個玉)カードの枚数が足りるか
☆5エナを出すには2個玉が1枚、6を出すには2個玉を2枚出す必要有
▶5エナレイド4枚採用の場合は2エナ発生キャラを8枚以上は採用したい
- 低エナジ帯は過不足無いか?
- メイン戦略の条件は達成できるか
- 場外から場に出す効果なら、場外にカードを置く効果
- 戦闘関連の効果なら、味方のBPを上げる効果
- BPX000以下除去なら、敵のBPを下げる効果 …など
- 手札の数は足りるか/余らないか
- 大量に展開する場合は手札枯渇が課題になる
- ドローできるカード/ドロートリガーなど
- メイン戦略で手札補充できる場合は手札消費する手段が課題になる
- APを消費できるカード
- 手札を捨てて効果を発揮するカードなど
- 大量に展開する場合は手札枯渇が課題になる
治郎》や《禰豆子》を手札に加えつつ1枚場外に置ける《我妻善逸》を2枚採用します。
おわりに
ここまでご覧頂きありがとうございました。このように、ユニアリのデッキはカードプールを見ながらテキストに沿って選んでいくことで比較的簡単に組むことができます。皆さんも是非、お好きなタイトル/キャラでデッキを組んでみてください!
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