ユニアリ(ユニオンアリーナ)の鉄拳7 青色の「ラース&アリサ」デッキの紹介です。デッキレシピ(リスト)やカードの採用理由について解説しています。
デッキレシピ
今回は、高い防御性能を誇る《ラース・アレクサンダーソン》を主軸とする、ミッドレンジデッキを紹介します。
《ラース》は3エナジーに3500BP/2回ブロック、レイドに4000BP/2回ブロックを持ったカードがあり、それぞれColor《アリサ》の能力で次のターンまでBP+1000すると、2点分の有効ブロックとなります。アリサによる強化が無くとも低BPキャラによる速攻をシャットアウトしやすく、防御面では環境において一歩以上抜きん出た性能を持っています。2回ブロックを活かせるアクティブトリガーも12枚採用でき、盾からの防御能力も高めです。
攻撃性能も決して低くはなく、《ラース》はインパクト1とマイナス修正を受けない能力を持っており、盤面に残って複数打点を狙いにいけます。レイド《アリサ》もBP5000で攻撃できるため、有効打点になりやすいです。
[ヴァイオレット・システムズ]は《ラース》と《アリサ》で構築し、残りの枠にサポートカードを入れるテーマですが、それでは除去能力が不足します。そのため、今回はテーマ外の《キング》を採用しています。
レイド《キング》は、登場時に相手フロントのキャラをエナジーラインに押し出す能力を持ちます。一時的に除去ができるだけでなく、エナジーラインが埋まっている場合は間接的にエナジーラインのカードを除去できます。次のターンまで移動できない能力もあるため、攻撃を一回分防ぐ事もできます。
全体的に難しい効果は少なく、シンプルにキャラ性能での殴り合いが得意なデッキです。環境に多いマイナス修正による除去に耐性があったり、トーナメントで勝ち残りやすいアグロ型のデッキに強いのが魅力です。ただ、環境TOPである〈宿儺〉に弱い点は覚悟しておきましょう。
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このデッキの特に強力なカード
能力盛々の戦闘特化キャラ《ラース・アレクサンダーソン》
レイド《ラース》は、[インパクト無効][インパクト①][2回ブロック][マイナス修正を受けない][退場時:ドロー&ディスカード]の5つの能力を持つレイドキャラです。
特に4000BPのインパクトと2回ブロックが優秀で、攻守両面で活躍する1体となっています。マイナス修正を受けない能力も強く、環境で数の多い《黒崎一護》や《朽木白哉》などに加えて、《真人》や《クロロ》などでは除去が当てられず、対処がほぼ無理になってしまう場合もあります。
単に除去から守るだけでなく、《ガウェイン》のようなマイナス修正をして打点を押し込んでくるデッキにも対応でき、紫デッキが隆盛している環境では特に活躍する1枚です。
次ターンまで味方のBPを上げるColor《アリサ》
Color《アリサ》は登場時に味方の[特徴:ヴァイオレットシステムズ]のキャラ1体のBPを、次の自分のターン開始時まで+1000することができます。
次ターンまで継続する味方BP強化は数が少なく、AP1で使えるキャラは条件付きの《テュオハリム》ぐらいしかありません。テュオハリムと比べて必要エナジーが1少なく、レイド元としても使える点は非常に魅力的です。
基本的には3《ラース》かレイド《ラース》に付与して使うのがベストです。次点でレイド《アリサ》につけて有効ブロッカーとして機能させましょう。なお、特徴を持たない《キング》を強化できない点には注意が必要です。
全体弱体化で打点を通せるレイド《アリサ》
レイド《アリサ》は登場時に敵全体のBPを-1000できる効果と、自ターン中BP5000になる効果を持っています。このBP減能力のおかげで2エナ3000BPの《キング》や3エナ3500BPの《ラース》をアタッカーとして活用できるようになります。自身も高いBPで着実に有効アタックを仕掛けられるため、序中盤を支えるアタッカーとして活躍します。
また、BP減能力はレイドトリガーで登場した際も発動します。4000のアタッカーを3000以下にすることで《ラース》でブロックできるラインになり、盤面のラース1枚の状態から相手の4点アタックを1点に抑えることもできます。
防御面の能力として、退場時効果で味方を移動させる能力を持っています。エナジーが十分ある際に、除去されてもブロッカーを減らさずに運用できるのも魅力です。総じて、ラース同様攻守のバランスの良いキャラと言えるでしょう。
ノックバックで除去するレイド《キング》
レイド《キング》は登場時に相手フロントのキャラ1体をエナジーラインに移動させ、次のターン移動できない効果を付与します。
効果としては凍結能力(レストして1回起きない)に近く、一時的に相手戦力を戦線から取り除くことができる能力です。凍結能力よりも優秀なのが、相手のエナジーラインが埋まっている場合にエナジーラインのキャラをリムーブさせられる点です。
2枚目以降のレイド《キング》や《プロレス最強!》と同時に使った際のバリューが非常に高く、相手の戦線を前後共に大きく崩壊させられるため、同時出しを狙える手札になった場合は温存しておくのも良いでしょう。なお、盤面次第ではエナジーが増えてレイドトリガーの受けを作られてしまうので、できるだけ裏目の無いようにプレイしましょう。
また、レイド元となる《キング》が優秀です。特に1エナ《キング》は2回ブロックと相性の良いレイドトリガーと、BP3000と相性の良い相手BP減能力を持ちます。デッキ全体との噛み合いも良いため《キング》ラインは無理せず採用しやすいのも魅力です。
カード採用理由
0~2エナ帯
0エナ帯はラース・アリサのレイド元を4枚ずつと、AT持ちの《風間仁》を4枚の計12枚採用しています。当初は《仁》の枚数を減らしていましたが、序盤から打点を狙いたい事とATの重要性から、きちんと12枚採用する形にしました。
1エナ帯はレイド元兼AT枠の《キング》4枚と、ラースやアリサをサーチできる《李超狼》を2枚採用しています。通常より多めの1エナ帯6枚(0-1計18枚)となっているのは、序盤の展開を安定させたい意図です。
《キング》は文句無く強力なので枚数を減らす事はありませんが、《李超狼》は検討枠です。この枠には元々バウンス2個玉サイクルの《吉光》を採用していましたが、後々引いて盤面に出せない場合が多発しました。《吉光》を切ったことで5エナ発生のために3《アリサ》をどうにかして引く必要が出たので、《李》で探そうという意図で採用しています。
2エナ帯はキーカードであるColor《アリサ》4枚に加えて、2《キング》を2枚採用しています。《キング》はBP3000とデッキトップ2枚操作の能力を持つ優秀な序盤戦力です。レイド元の数増しとしても多めに採用したいところですが、トリガーがない事と全体の枠都合から枚数を減らしています。
3~5エナ帯
3エナ帯のキャラは、デッキのサブアタッカーの3《ラース》と、2個玉兼手札調整ができる《アリサ》を4枚採用しています。《ラース》はこのデッキの強みであり、貴重なレイド元でもあるため減らす理由はありません。《アリサ》はレイド元として使う事こそほぼ無いものの、2個玉が必須な事と他の採用候補も無い事から減らすことはできません。
また、SpecialとFinalもそれぞれ3エナです。《プロレス最強!》はキングとのコンボで高い価値を発揮する事とデッキトップの不要牌を弾けるため、多めに採用しています。《排除します!》は確定除去が必須になる事も考えて1枚採用しています。この配分は要検討の箇所です。
Final《エクセレント!》は3枚の採用に留めています。キャラ展開をしながらの手札補充手段が無く、APを増やしても強力な動きに繋がりづらいため枚数を減らしました。もう少し数を減らして《キング》に枠を渡しても良さそうです。
4~5エナ帯はメインアタッカーとなるレイドキャラ3種を計11枚採用しています。《キング》のみレイド元を減らしている事と2個玉の枚数が少ない事から枚数を減らし3枚の採用となっています。
デッキの回し方 ‐ 目指すべき盤面
序盤(1~2ターン目)
0エナに2000BPが8枚存在するため、先攻2T目に1点攻撃を狙っていきたいデッキです。《キング》のBP減があると、後1でBP3000の壁が出ても攻撃を通すことができます。
後攻2ターン目の場合は攻撃が通りそうなら順当にエナジーを伸ばす、そうでない場合は3《ラース》をフロントに展開するのが良いでしょう。
中盤(3ターン目)
先行3ターン目では、無理にレイドで攻撃しにいくと盤面の枚数がスカスカになってしまうため、フロントへ3《ラース》を展開しつつレイドトリガーを構える準備のターンにするのが順当です。
なお、相手のデッキ次第ではマイナス除去を受けないレイド《ラース》を展開してしまっても良いでしょう。
中盤(4ターン目)
ドローや複雑なアクションを持たないため、ターンが進むにつれて手元に来たカードを順番に使っていく形になります。
3《ラース》が残っていればColor《アリサ》やレイド《アリサ》で補助して打点を通せるようにすると良いでしょう。基本はColor《アリサ》優先で、次のターンまでBP4500にして強力なブロッカーにする動きが好ましいです。
デッキの弱点
リソース補充が難しい
手札補充や蘇生などの手段が少ないため、盤面含むリソース管理が重要になります。そのため、チャンプブロックでカード損をする動きを取りづらく、《ラース》によってブロックできない分は素通しになりやすいのが難点です。
除去に弱い
レイドキャラに除去が向くとテンポ・リソース共に後手に回るため、シンプルに厳しい展開になります。多少除去されたくらいでは瓦解しませんが、複数体同時に除去されると挽回が厳しい状況になってしまいます。
レイド《ラース》はBPマイナス系除去への耐性こそありますが、《虎杖悠仁》などのバウンスや確定除去には耐性を持ちません。現環境での数が非常に多い《宿儺》デッキに大きく不利が付いてしまうのが難点と言えます。
おわりに
ご覧頂きありがとうございました。〈ラース&アリサ&キング〉デッキの紹介でした。
シンプルに全体のキャラ性能が高く、使っていて楽しいデッキです。シナジーこそありますが、単体で機能するカードのみで構成されているグッドスタッフ的デッキなので、比較的安定して出力が得られるのも魅力的です。
鉄拳の他2色と比べて難しい効果が少ないため、初心者の方にオススメしやすいデッキです。鉄拳からユニオンアリーナを始めた方は是非作ってみてください。
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