ユニアリ(ユニオンアリーナ)の銀魂 紫色の「白夜叉&高杉晋助」デッキの紹介です。デッキレシピ(リスト)やカードの採用理由について解説しています。
デッキリスト – 基本形
白夜叉&高杉晋助デッキは強力なSRカードを全種採用する、本来のデッキテーマを一定無視したグッドスタッフデッキです。低エナジーキャラに引き直し能力が多く、手札の質が安定しやすいのが特徴で、着実に強力なレイドキャラを展開したり、除去カードにアクセスすることができます。
銀魂の紫テーマに沿ってデッキを組むと、通常は白夜叉&桂デッキと鬼兵隊&春雨デッキの2種になります。このデッキはその両方のデメリット部分を排除し、強いカードのみを採用しています。その分、レイド《高杉》やレイド《白夜叉》の能力100%を発揮はできませんが、よりマイルドな構築になっています。
このデッキの特に強力なカード
登場時に軽量キャラを蘇生するレイド《白夜叉》
レイド《白夜叉》はこのデッキのメインアタッカーです。登場時に場外からエナジー2以下のカードを蘇生させられるため、テンポロスせずに盤面にアタッカーを展開できます。
常在効果で退場時効果を無視する能力を持っているため、4《高杉》や今回は不採用ですがレイド《桂》などのデメリット退場能力を踏み倒せるのも特徴です。このデッキでは重要な効果ではありませんが、相手視点では優先除去対象となるので、基本的に攻撃能力を持たないながら相手の除去能力を吸えるのもポイントです。
終盤にはインパクトアタッカーになれる点も優秀で、序盤から終盤まで役割を持てる強力な一枚です。レイド元が優秀なのも嬉しい点です。
ルーティング能力をドローに変える2《吉田 松陽》
2《松陽》は手札から場外に置かれた時にドローする能力を持つ、特殊なカードです。各種引き直し系能力と組み合わせて使うことで無償1ドローになるため、デッキのアドバンテージ源として非常に優秀です。このデッキでは引き直し系能力持ちは計15枚採用しており、さらに《白夜叉》やColorトリガーなどでそれらを蘇生することもできるので、捨てる能力にはあまり困りません。
このカードを引いた分だけ手札が増えるとも言えるカードなので、動きの柔軟さを底上げすることができます。カード単体でみるとトリガーが無い点や、場外枚数を参照する[特徴:鬼兵隊/宇宙海賊春雨]を持たない点、BPが低いのが難点ではあります。ただ、3《松陽》で探してそのまま捨てることができたり、《白夜叉》で蘇生してエナジーソース(兼チャンプブロッカー)になれるため、キャラとして一定の役割も持てます。
サーチが可能で万能なColor《松陽》
3《松陽》はエナジー2発生ができるColorトリガーで、登場時に山札上3枚から[特徴:松下村塾]を持つカードを探してこれます。このデッキではサーチ対象は21枚なので、3枚見れば平均して1枚程度は捲れる計算です。
手札に加えたら手札を1枚捨てるので、2《松陽》を捨てたり、不要な軽量キャラを捨てて場外の[特徴:鬼兵隊]枚数を増やすことができるのもポイントです。
フロントラインに出して不要になった場合や、終盤の押し込みタイミングでは、自身を場外に置いて手札補充もできてしまいます。序盤から終盤まで、手札に来てもライフに埋まっても強力な1枚なので文句無しの4枚採用です。
アド源兼インパクト相当アタッカー《神威》
4《神威》は2APと重いながら、登場時に3枚引いて2枚捨てる能力を持っています。手札1枚消費で2アクション分の行動を取り、手札の質を高めつつ枚数も増やせる強力なアドバンテージ源となります。さらに強力なアタッカーを展開できるのでレアリティ相応の強さを持っています。
攻撃性能としてはアタック時BP5000で、バトル勝利時にアクティブにできる能力も持ちます。実質インパクト相当のアタッカーなので、定着すれば着実にライフを削っていけます。
圧を掛けられるアタッカーのレイド《高杉晋助》
レイド《高杉晋助》は、戦闘勝利時にカードを引けるアタッカーです。場外の[特徴:鬼兵隊/宇宙海賊春雨]の枚数に応じて能力が追加されるので、終盤になるにつれ強烈な圧を掛けていけます。
このデッキでは、晋助の能力は中盤以降にダメージ②を持たせるまでを想定しています。ダメージ②のアタッカーであれば、ブロックされやすくドロー能力も誘発しやすくなります。10枚以降の効果は無視しているので、5枚以上は意識する必要はありません。
5枚の条件もやや厳しくはあるので、序盤に手札に来たものは効果で捨てたりレイドせず素出ししてしまってもOKです。
カード採用理由
メインとなるカード
メインギミックとなる《白夜叉》と《高杉晋助》のレイドラインはいずれも4枚ずつの採用です。1《白夜叉》と2《晋助》がそれぞれ最序盤に前線に出す上での適正値(1/2500と2/3000)を持っており、序盤の攻防で活躍してくれます。引き直し能力もデッキコンセプトと合致しており、このデッキはこれら低エナキャラを強く使う構築であるとも言えます。なお、レイド《晋助》は枚数がやや不安定で、減らす選択肢もありそうです。
手札の質を高める《吉田松陽》は前述したようにどちらも強力な性能で、このデッキのコンセプトの一貫なので4枚ずつ採用しています。
追加の0エナ枠には《神威》を4枚採用しています。特徴:鬼兵隊を持つため、晋助の能力カウントに役立つほか、序盤のアタッカーになったり、Colorや白夜叉の蘇生能力でブロッカーとして出す際に活躍してくれます。
イベントカードは、手札が潤沢になりやすいのでFinal《松陽の教え》を4枚、Specialは《白夜叉の刀》と《地獄で眠りなァ》を散らして採用しています。シンプルで使いやすい《白夜叉の刀》を4枚にしても良いですが、インパクトアタッカーや《神威》と組み合わせれば《地獄で眠りなァ》はドローしつつ除去ができるためより強力な一手となります。
追加のキャラカード
自由枠のキャラカードとして4《神威》4《高杉》3《また子》を散らして採用しています。
4《神威》と4《高杉》はAP2が重いためそれほど沢山の枠を裂けませんが、どちらも強力な性能を持っています。特に《神威》は前述した通り、手札補充カードとして申し分無く、攻撃性能も非常に高い便利な1枚です。
4《高杉》は登場時に相手の主戦力キャラを1体除去できる非常に優秀な除去性能を持っています。その分退場時効果が重く、除去された際に盤面次第でこちらの主力を巻き添えにする恐れもあります。レイド《白夜叉》で効果を無視したり、レイド元にすることでリスクなく登場時効果を使えるので、使うのはケアできる時のみにしたいです。そういった理由から枚数を減らしての1枚採用としています。
最後の枠には3《また子》を採用しています。この枠には、不足している2エナ発生のカード群からの選択としています。実質2《神威》との選択ですが、トリガーが付いている点とハンデス能力の優秀さを評価して採用を決めました。ハンデス能力は使い方がやや難しく、動きの選択肢がある限りは相手の手札が少なくなってから使うと良いでしょう。能力は任意なので、自身の手札が強い場合は無理に使う必要もありません。
検討できるカード
2エナのカードは《白夜叉》やColorから蘇生できる点から、能力が強力なものを増やしたい気持ちがあります。《神威》や《阿伏兎》はエナジーとフロントどちらに居ても一定の役割を持てることから採用圏内であると思います。今回のリストではこれらにトリガーが無い点、2エナが《松陽》含めて8枚入っていることを考え、採用を見送りました。
4《阿伏兎》はシンプルな4000BPの前線キャラです。アクティブトリガーを持っている点が優秀で、序盤の戦線を支えてくれます。場合によってはレイド《高杉》と入れ替えてデッキの必要エナジーを下げることもできるでしょう。
《松下村塾》は強力なアンブロッカブル能力を付与できるフィールドです。山札を1枚場外に置きつつ、有効ブロッカーを増やせるので速攻に寄せたデッキにしたいなら採用すると良いでしょう。今回のデッキはBP4000が並びやすい事から採用を見送っています。
デッキの回し方 – 目指すべき盤面
最序盤(1~2ターン目)
序盤はいくつか動きの選択肢がありますが、必要エナジー3~4が中心となるデッキなので、基本的に2ターン目までは先手の場合はフロント出し1体、後手の場合は2体までに抑えましょう。相手の動きを見て、1ターン目に出したBP2000で攻撃にいくか、2ターン目にBP3000を出してライフを守るかの選択となるでしょう。
序盤(3ターン目)
3ターン目はレイド《白夜叉》を絡めてキャラを展開していきましょう。この際、《白夜叉》で蘇生する対象がいるように、2《高杉》や1《白夜叉》で場外に2エナ以下を1枚は落としておきたいところです。
この際、蘇生したキャラはフロントに置いても良いですが、エナジーラインに《高杉》がいる場合は5エナ発生できるようにしておくと、トリガーから捲れた際にレイドさせることができます。ブロックさせなさそうな状況ならエナジーに置いておくと良いでしょう。
フロント2面だとやや心もとないのは事実なので、できればFinalを絡めて上記よりもう少し盤石な盤面を作れると理想的でしょう。Final1枚あれば、さらにレイド《白夜叉》を出して蘇生効果込みでフロント3~4面並べることもできてしまいます。
中盤(4ターン目)
中盤以降はドロー能力で手札を回して場外を溜めながら、レイドアタッカーを展開していきましょう。適宜Specialを使って相手のアタッカーを処理しつつ、相手に不利ブロックさせるように攻撃してライフを詰めるか盤面有利を作っていきましょう。
盤面を展開しやすく埋まりやすいこともあり、こちらは中盤頃からやや積極的に2エナ以下のキャラでブロックをしてライフを守っていくと良いでしょう。
デッキの弱点
一定レイド事故は起こりうる
レイド元を共有しないレイド2種を採用しているため、一定レイド先だけ/レイド元だけを引き続けてしまう事故は起こり得ます。特にレイド《高杉》は5エナ必要なので出しづらく、序盤に手札に沢山引いてしまうとかなり困る場面があります。
ただ、引き直し能力が豊富にあるので、ある程度はケアできるので悲観するほどではありません。
戦闘能力自体はやや控えめ
レイド《白夜叉》とレイド《高杉》がメインのアタッカーですが、どちらも常在的な攻撃性能を持ちません。《白夜叉》はインパクトを持つのが選択制かつ登場ターンのみ、《高杉》は中終盤にならないとダメージ②が発動しません。味方BP強化能力もないので、序盤に出した低エナキャラでダメージを詰め続けることも難しいです。
序中盤にしっかり動けないとダメージが通らずライフレースで負けてしまうこともあるので、攻めにいく動きが重要になります。
終わりに
ご覧いただきありがとうございました。白夜叉&高杉デッキの紹介でした。
当初はそれぞれ別のデッキを考えていましたが、どちらのデッキも微妙に動きの悪いカードを採用してもやもやしていたので、良いとこ取りしたデッキを考えてみたのが今回のリストとなっています。
SRを沢山使える豪華なデッキなので使っていて楽しさもあるので、気になる方は是非組んでみてください。
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